不幸な恋にはまる理由と「自我関与」の効果
不幸な恋を引き寄せてしまう自我関与
不幸な恋をする人は、いつも同じ過ちを繰り返しています。
次こそは幸せになりたいと思っても、例えば暴力をふるったり、お金にだらしなかったり、浮気の常習だったりといった、問題のある人とばかり付き合い、同じ失敗を繰り返すのです。このような不幸のスパイラルに足を踏み入れてしまうと、なかなか抜け出すことができません。
このようなパターンに陥ってしまう人には、2つの理由があります。
①過去の経験から同じタイプの相手を選ぶ
一つ目の理由は、同じようなタイプの人と付き合う方が、関係を築きやすいからです。過去の経験から、どのように恋を始めればいいのかが分かっているため、そちらに流れてしまうのです。
②自我関与の効果
もう一つは、自我関与の効果が考えられます。
人は、自分が深く関わったことに対しては思い入れが強くなります。そのため、不幸な恋愛をする人は、相手に振り回されたり苦労をすることで、自我関与を深めてしまうのです。
相手に問題があればあるほど、深く関わることになるわけですが、その関り方を恋愛だと思い込んでしまい、平和で自立しあった関係を選択しなくなっていくのです。
不幸のスパイラルにはまる恋愛から抜け出すためには、同じタイプの人との付き合いを断ち切るしかありません。
不幸に執着しているのは、自分自身ですから、「どうせ自分なんて」「自分が悪い」といった考えを捨てるところからはじめる必要があります。
マイナスの口癖は、マイナスの現実を呼んでしまいます。